ハンドメイドでレターセットを販売しています。ありがたい事にお気に入り登録も少しづつ増えてきました。この度、ついにオーダーメイド販売も開始しました。https://minne.com/items/31823754
ハンドメイドの良さとして、作家とお客様との距離感が近い点があります。また、大手が製品を大量生産する中、ハンドメイド作家はひとつひとつ製作しているからこそ対応できるサービスもあると思います。今回は、ハンドメイド作品におけるオーダーメイドについてお話しします。
オーダーメイドとは
オーダーメイドとは受注生産や受注生産品を指す言葉です。注文を受けてから作り始めることで、既製品にないこだわりを商品に反映できる特徴があります。オーダーメイド品は大量生産される既製品に比べ、生産負荷が多くかかるため高価になりやすい傾向にあります。そこで、”セミオーダー”などと既成部分とカスタム部分が組み合わされた受注生産方法も存在します。
ただこのオーダーメイド、ハンドメイドとはとても相性がいい。ハンドメイド作品は元々が手作りなため、一点一点手間ひまかけて製作されます。オーダーが入る前から作るか、オーダーが入ってから作るかの差はあれど、手間ひまをかけて製作する点はどちらも同じです。
ハンドメイド作家こそオーダーメイドを始めるべきなのかもしれません。
ハンドメイド品と工業製品
ハンドメイド品の対義語を考えてみました。しっくりきたのが”工業製品”です。この2つを比べることでハンドメイドである強みを整理したいと思います。
ハンドメイド作品と工業製品、どんな違いがあるでしょうか。
製法:手作り/機械製作
作り手:作家や職人/工場従業員
製品:一点もの/標準製品
工業製品は、誰がいつどこで買ってもいつも同じ品質の製品が手に入る状態が求められます。逆に言うと誰が作ってもどこで作っても同じ物(標準製品)にならなくてはなりません。そのため、細かく決まった規格に対して品質のぶれを最小にすべく、機械製作が多くなります。
これに対してハンドメイド作品は、作家さんの個性が出るほど人気の作品となりやすい。同じ作品を製作しても、一点一点が微妙に風合いが異なり、世界に1つしかない趣きを楽しむ面もあります。ハンドメイド品が工業製品と違って”作品”と呼ばれる点も作家の想いや個性が求められているためです。
ハンドメイド品と工業製品を比べたら、ハンドメイド品の強みが見えてきました。いつも同じ標準品ではなく、作家の想いや個性が見える作品であること。これがハンドメイドの強みです。
オーダーメイド×ハンドメイド
作家の想いや個性が見える作品がハンドメイド作品だとすると、オーダーメイドと組み合わセルことでより面白くなります。
オーダーメイドは受注生産です。お客様の希望・要望に即して製作していくこととなります。ここにハンドメイド作品の作家の想いや個性が掛け合わさると、お客様と作家の共同作品になります。
オーダーメイド(受注生産)×工業製品=お客様の決めた規格で品質にブレのない製品
オーダーメイド×ハンドメイド=お客様と作家の共同作品
大量生産の標準品にはない、人の温もり溢れる作品です。いかに思い入れのある作品にするかが、この時の付加価値になります。
まとめ
今回は、ハンドメイド作品におけるオーダーメイドについてお話ししました。お客様との距離感が近いハンドメイド作家は、オーダーメイドとの相性抜群です。作品への想いとお客様の想い、どちらも詰め込んでお客様と作家の共同作品を作ることが、工業製品にできないハンドメイドの強みになると思います。
このブログでは「このままでいいのかな」「何かしなくちゃ」と感じている人に向けて、現在進行形で私の失敗や成功体験を共有します。アホだなぁとか、自分も一歩踏み出してみようとか、少しでも役に立てば嬉しいです。
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